文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

文学館

大佛次郎記念館

横浜山手の港の見える丘公園、神奈川近代文学館の隣、沈床花壇の前に、とても特徴的なデザインの、赤いレンガタイルの洋館が建っています。 この建物は「大佛次郎記念館」。 横浜の出身の作家大佛次郎(明治30.10.9~昭和48.4.30 小説家)の記念館です。 (大佛…

弥生美術館 竹久夢二美術館

本郷、言問通りから別れる暗闇坂を入っていくと、東京大学弥生門のほぼ斜向かいに見えてくるのが「弥生美術館 竹久夢二美術館」。 1984年に、弁護士鹿野琢見(大正8.4.15~平成21.10.23 弁護士)によって創設された、私設の美術館です。 鹿野琢見は9歳の時、当…

「プロレタリア文化運動の光芒」「川端康成が見出した作家たち」~於:日本近代文学館

駒場公園内「日本近代文学館」では、秋季特別展「プロレタリア文化運動の光芒」開催中です。 【秋季特別展開催中】本日9/18(月)は祝日につき開館しております。展示室では「プロレタリア文化運動の光芒」、「川端康成が見出した作家たち」を開催中。残暑厳…

日本近代文学館

京王井の頭線駒場東大前駅からほど近い、駒場公園内にある「日本近代文学館」。 明治以降の日本文学の資料を、収集・保存・展示する資料館です。 所蔵品は、9万3千点余りの原稿や草稿、日記、遺品、48万冊を超える書籍、2万8千タイトル60万冊を超える雑…

森鷗外記念館

千駄木の団子坂を上りきると、左手に「森鷗外記念館」(旧・鴎外記念本郷図書館)があります。 森鷗外(文久2.1.19(陰暦)~大正11.7.9 小説家・医師)が、明治25年から大正11年に亡くなるまで、30年に渡って居住した「観潮楼」跡地です。 「観潮楼」とは、潮を観…

神奈川近代文学館

横浜、港の見える丘公園から伸びた霧笛橋を渡った先に、ひっそりと佇む円形の建物。 ここは「県立神奈川近代文学館」。 神奈川にゆかりのある近代文学の作家・作品の資料を蒐集・保存・展示している文学館です。 開港の地横浜や、古都鎌倉を擁する神奈川には…

鎌倉文学館

江ノ電由比ヶ浜駅から北へ7分ほど歩いていくと、緩やかな石畳の坂道があり、その先にあるのが「鎌倉文学館」。 加賀百万石藩主前田利家の系譜である、旧前田侯爵家の鎌倉別邸だった洋館です。 前田家の鎌倉別邸は、もとは明治23年に和風建築の館が建てられ…

漱石山房記念館~夏目漱石終焉の地

地下鉄東京メトロ東西線早稲田2番出口を出て東側、夏目坂とは反対方向へずんずん進んでいくと、「漱石山房通り」という標識があります。 masapn2.hatenablog.jp この標識沿いに進んでいくと、左手に見えるは「漱石山房記念館」。 「漱石山房」とは、夏目漱…

子規庵

台東区根岸二丁目。山手線の鶯谷駅を北口から出て、五分ほど歩いたところに、正岡子規(慶応3.9.17(陰暦)~明治35.9.19 俳人・歌人)の居住跡である「子規庵」があります。 四国は愛媛県松山の出身である正岡子規は、明治16年に上京したあと、都内で数回転居し…

田端文士村記念館~田端その1

東京都北区、山手線の田端駅北口を出てすぐのところに、「田端文士村記念館」があります。 かつて田端に住んでいた芸術家や文学者たちの、作品や原稿、書簡などを展示し、その業績や、田端での暮らしぶりを紹介する区立の施設です。 田端は明治中頃までは閑…

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また肖像画像は、国立国会図書館電子展示会「近代日本人の肖像」https://www.ndl.go.jp/portrait/より転載しています。