文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

「鷗外の『意地』のはなし」展~於:森鷗外記念館

只今、森鷗外記念館では「鷗外の『意地』のはなし」展開催中です。

     

大正元年9月13日。明治天皇の大喪の日に陸軍大将・乃木希典が殉死。この事件をきっかけに鴎外は、「興津弥五右衛門の遺書」「阿部一族」「佐橋甚五郎」など次々と歴史小説を書き始めました。

     

大正2年には、上記3作品を収めた初の歴史小説集『意地』を刊行。

     

鷗外はなぜ歴史小説を書き始めたのか。

乃木の殉死の直後に、江戸時代の殉死事件を扱った、まさに殉死小説ともいえる「阿部一族」を書いたのはなぜか。

     

「観察」「時代背景」「心理描写」に重点を置き、「新しき時代に於ける歴史小説」を試みた鴎外の、時代や社会に向き合う姿に迫った展覧会です。

     

 

展示をみたあとは、併設のモリキネカフェでひと休み。

     

阿部一族」の舞台熊本産の柑橘類を使った「肥後国ムース」をいただきました。

     

くまモンのカードまで付いてるww。

かわいい♡

     

それにしても暑い🥵!

     

観潮楼の大銀杏も大暑に耐えながらすっくと立っていました。

                    

 

「鷗外の『意地』のはなし」展、開期は10月6日(日)まで。

森鷗外記念館

東京都文京区千駄木1-23-4

☎0338245511

https://moriogai-kinenkan.jp

開館時間 10:00~18:00

休館日  第4火曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)

     年末年始

     展示替期間、燻蒸期間等

観覧料  通常展 一般300円 中学生以下無料

               

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また肖像画像は、国立国会図書館電子展示会「近代日本人の肖像」https://www.ndl.go.jp/portrait/より転載しています。