文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

鎌倉 北橋~旧加賀谷邸

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鎌倉・長谷の「旧加賀谷邸」が、長期の修復工事を経てようやくオープンしました。

工事中、外側から養生で囲まれたお屋敷を見て、まだかまだかと心待ちにしていた「加賀谷邸」。それも「カフェになったりしたらいいなぁ。」なんて思っていたら、なんと本当にカフェになってオープンされたので嬉しさもひとしお。

     

早速伺ってみました。

     

「鎌倉 北橋」。きれいに修復されたお屋敷は、和館側がお蕎麦屋さん。

     

洋館側が珈琲のお店です。

     

     

お昼時だったので、まずはお蕎麦屋さんへ。

中はすっきりとした洗練された和の佇まい。

     

     

縁側の広々とした窓からお庭が一望できます。

     

     

この屋敷には作家の山口瞳(大正15.1.19~平成7.8.30 小説家・随筆家)が住んでいた時期があったのですが、ご近所には川端康成(明治32.6.14~昭和47.4.16 小説家)も住んでいて、家族ぐるみのお付き合いをしていたのだそうです。この素敵な室内でどんなことを語らっていたのでしょうか。いろいろと想像が膨らみます。

山口瞳『男性自身』傑作選 「正論を吐く男」(1970年10月)(全文) | デイリー新潮 (山口瞳)

 さて、今回頼んだお蕎麦は「もり 食べ比べ」。二産地のお蕎麦がいただけます。(三産地食べ比べもあります。)

     

まずは益子のお蕎麦。細めでほんのり甘みのある繊細なお蕎麦です。

     

ニ杯目は埼玉の三芳のお蕎麦。先程のお蕎麦より太めに仕立ててあって、こしと粘りが強いように感じました。

それぞれ違いがはっきりあって、それぞれにおいしく楽しめました。

玄蕎麦の殻剥きからお店でやっている手打ち蕎麦なのだそうです。

他にも会席や天ぷら、一品料理、甘味などメニューも豊富で、何度でも来たくなってしまいます。

     

蕎麦湯もおいしい。器もそれぞれに素敵です♡

     

お蕎麦をいただいたあとは、せっかくなので珈琲もいただきに。

     

いったん外へ出て洋館側へ。

     

大きな扉を開くと、高い天井に円形のホールのような空間。

往時の住人は、ここでハイカラなダンスなどにでも興じていたのでしょうか。

     

カーテンレールや床材なども、当時のままの物を使ってリニューアルしているのだそうです。

     

     

NOZY COFFEEのシングルオリジンコーヒー。豊かな香りとともに往時に酔いしれます。

     

御亭主はじめホールスタッフの皆さんもお料理の知識が豊富で、丁寧な接客がとても好印象なお店です。

     

甘縄神明神社の麓、川端康成邸のすぐそば。大仏殿高徳院もすぐ近くですが、喧騒を離れた静かで優雅なひと時が味わえる素敵な蕎麦&カフェでした。

     

ぜひまた行ってみたいと思います。

 

鎌倉 北橋

神奈川県鎌倉市長谷1-11-32

☎0467849662

https://kamakura-kitahashi.com

営業時間 蕎麦11:00~20:30 カフェ9:00~17:00

定休日  火曜日

 

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