文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

甘味処

『走れメロス』パン

近所のショッピングモールで行われていた「ご当地パンフェスタ」で見つけた、その名も『走れメロス』パン! 太宰治(明治42.6.19~昭和23.6.13 小説家)の故郷青森の工藤パンが作っているご当地パンです。 太宰もびっくりしそうな、18.5×13㎝というビッグなサイ…

手付け最中 学問のすゝめ

三田のお土産として人気の「学問のすゝめ最中」。 販売しているのは、慶応義塾大学東館(東門)隣の「文銭堂本舗」です。 本の形を模した箱の中には、 手付け最中が入っています。 手付けなので皮はパリッと香ばしく、甘さ控えめの餡子は、ちょっと欲張って詰…

力餅屋

江ノ電長谷駅を海側へ出て、極楽寺方向へ進んで行くと右手に、まるでタイムスリップしたかのような、古色を帯びたお店が見えてきます。 「力餅屋」。 創業は江戸元禄年間の、由緒ある和菓子屋さんです。 平安時代の武将、権五郎景政の武勇を伝え偲ぶよすがに…

喜久屋洋菓子舗

横浜、元町商店街にある「喜久屋洋菓舗」。 大正13年創業の老舗洋菓子店です。 創業者は石橋豊吉。ヨーロッパ航路の貨客船で、パン職人、料理人を務めたのち、元町にこの店を開きました。 元町通りが、山手の外国人居留地と、山下町の外国人商館とを結ぶ通勤…

羽二重団子

「行きませう。上野にしますか。芋坂へ行って団子を食ひませうか。先生あすこの団子を食つた事がありますか。奥さん一返行つて食つて御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます。」⦅「吾輩は猫である(五)」夏目漱石『ホトトギス』第八巻第十号 明治38.7.1⦆…

うさぎや

上野広小路にある「うさぎや」。 大正2年創業の和菓子屋さんです。 「どらやき」が有名な、現在でも行列の絶えない人気店です。 創業者は谷口喜作(明治35.6.16~昭和23.5.25)。 俳人でもあり、河東碧梧桐(明治6.2.26~昭和12.2.1 俳人)主宰の俳句雑誌『海紅』…

このブログに掲載している著作物の書影・書誌データ等は、版元ドットコム・各出版社ホームページ・個別の問い合わせ等を経て、使用の許諾を確認しています。

また肖像画像は、国立国会図書館電子展示会「近代日本人の肖像」https://www.ndl.go.jp/portrait/より転載しています。