文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

福沢諭吉終焉の地~慶応義塾その4

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2月3日は「雪池忌(ゆきちき)」。

福沢諭吉(天保5.12.12(陰暦)~明治34.2.3 啓蒙思想家・教育者)の命日です。

慶應義塾の創設者である福沢諭吉の終焉の地は、慶應義塾大学三田キャンパスの東南の側。ちょうど図書館(新館)の裏側にあります。

福沢は、義塾を芝・新鮮座から三田に移したさい、自宅も三田に置き、その最後もここで迎えました。

享年68歳。死因は脳出血でした。

     

三田の福沢邸は、元は約400坪ある大きな邸宅でしたが、昭和12年の東京都市計画で敷地を削られ、その後東京大空襲で焼失してしまいました。

現在ここは、ささやかながら「福沢公園」として整備され、知る人ぞ知る憩いの場となっています。

     

「終焉の地」記念碑下部には、

豊前国中津藩下級士族の子として生まれ門閥の檻の中から飛び出したまたま蘭学を修業し洋学塾を開き米欧に遊び教育奉仕の一念に燃え西洋文明東道の主人となり封建的農業国家から統一的商工国家に移ろうとして多難な国の歩みを続けている新日本を指導した福沢諭吉はその多彩なる68年の生涯をこの地に終わる

 

と、福沢の来歴が記されています。

     

記念碑下に植えられているのは、福沢が青春時代を過ごした、大阪の緒方洪庵適塾に植えられていた「適塾蘭」です。

                  (福沢諭吉)https://www.ndl.go.jp/portrait/img/portrait/0185_9.jpg

福沢諭吉、戒名は大観院独立自尊居士。

墓所は麻布の善福寺です。

 

慶應義塾大学三田キャンパス

東京都港区三田2-15-45

 

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