文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

高木薬局

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「高木薬局」

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菊池寛の『第二の接吻』(『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』 大正14.7.30~11.4)にちらりと登場する白山上の薬局は、先の「南天堂書房」のすぐそば。

masapn2.hatenablog.jp

 

 

あんまり、時間が経たないので白山の坂上まで散歩に行った。近頃流行って来た薬屋兼業のカフェで時節には早いアイスクリームを食べて帰って来ると、八時三十分である。(最初の接吻一)

 

と、主人公村川が恋しい倭文子に逢う前の、待ち遠しい時を過ごした薬局です。

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薬局兼カフェとは妙な取り合わせに見えますが、当時は体に良いと平野水·炭酸水が薬局で売られ、資生堂ソーダファウンテンのような、ハイカラなアイスクリームなども販売する薬局が流行っていました。(資生堂もはじめは薬局でした。)

masapn2.hatenablog.jp

 

また、「高木薬局」の裏にはかつて銭湯があったようで、銭湯帰りの人々がこちらのソーダ水で喉を潤してもいたのだそうです。

「高木薬局」現在はソーダファウンテン的機能はなく、普通の薬局として営業されています。

 

 

高木薬局

東京都文京区本駒込1-1-29

 

参考文献

菊池寛全集 第七巻』菊池寛 1994.5.15 文藝春秋

 

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