只今、日本近代文学館では「夏目漱石『こころ』とその時代」展開催中です。

本展は、作中の印象的な一節の背景を示す資料や、「こころ」が長く読みつがれた歴史を紹介する展覧会。

「こころ」冒頭の鎌倉由比ヶ浜での海水浴、若かりし先生が友人Kと下宿した軍人未亡人家庭、当時の街並みetc。数々の資料から時代の雰囲気を伝えていきます。

また、同時代評や後世の映画化作品・戯曲、国語教科書などから作品が与えた影響の大きさも振り返ります。

漱石がみずから装丁したこだわりの『心』初版本見返しには、ミュージシャン坂本龍一の辞世の詞ともなった「ars longa, vita brevis(芸術は長く、人生は短し)」の印字も。

教授も漱石の愛読者だったなあと、また別の感慨も浮かんできたりして・・・。
展示を観たあとは、併設のカフェBUNDANでランチを。

今回は、宇野千代の「そぼろカレー」をいただきました。

カレーが好物だった東郷青児と暮らしていたころの千代が、腕を磨いていたというカレー作り。旨味も出て消化の良いひき肉を使ったカレーは、そんな千代のラブな暮らしから生まれてきたものなのだそうです。
秋から始まる朝ドラ「ブラッサム」を、楽しみにしている方へもお勧めの一皿です。

ドリンクは、「谷崎潤一郎の炭酸水」(ペリエ)を。
芥川龍之介が谷崎と神保町のカフェに入った時、炭酸水を飲む谷崎の喉もとに、「ロマンティシズムの烽火を眺め」たという炭酸水。
BUNDANのメニューは、作家や作品の細かなところにちなんだものが多く、毎回楽しくいただいています。
次は何をいただこうかな?
「夏目漱石『こころ』とその時代」展は9月5日(土)まで。
東京都目黒区駒場4-3-55
☎0334684181
開館時間 9:30~16:30
休館日 日・月曜日 第4木曜日
入館料 閲覧室 300円(閲覧資格 満15歳以上)
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ご覧いただきありがとうございました。