文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

うさぎの潜む空き地~KeMCo新春展2023

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慶應義塾ミュージアム・コモンズにて、ただいま「うさぎの潜む空き地 鏡花のお気に入りたち」展開催中です。

      

今年の干支である、卯にちなんだ展覧会。

泉鏡花(明治6.11.4~昭和14.9.7 小説家)は、向かい干支がうさぎであったことから、たくさんのうさぎ雑貨をコレクションしていました。

  https://www.ndl.go.jp/portrait/img/portrait/0230_1.jpg

向かい干支とは、自分の干支から数えて7番目の干支。ちょうど時計回りに干支を並べていって、自分の干支と反対側にある干支のことを指します。

向かい干支は、裏干支、逆さ干支、守り干支とも呼ばれ、これをあしらった物を持つと幸福が訪れるという慣わしがあり、鏡花は最愛の母鈴から、水晶のうさぎを貰い受けたことから、うさぎグッズを蒐集するようになりました。

                 

当展覧会では、慶應義塾で保存してきた鏡花のコレクションのほか、「不思議の国のアリス」や「ウサギと亀」など、古今東西のうさぎにまつわる書物・物品を、テーマに沿って展示しています。

うさぎの書初めコーナーや、おみくじコーナーなど、来館者が参加できる企画も。

           KeMCo外観 

KeMCo参観のあとは、大学敷地内にある、図書館旧館1階のカフェ「八角塔」で、

お茶をしながら「鏡花の葉っぱビスケット」を。

                  

鏡花の蔵書の草双紙の間に、たくさんの葉っぱが挟んであってことにちなんで作られたビスケットです。(KeMCoの展示では、本物の草双紙と葉っぱを見ることができます。)

          

重要文化財にも指定されている、赤レンガの美しいゴシック建築の図書館で、レトロで優雅なティ―タイムを。(大学施設内ですが、一般の方もご利用できます。)

「うさぎの潜む空き地」は2月9日(木)までです。

 

慶應義塾ミュージアム・コモンズ

東京都港区三田2-15-45

☎0354272021

https://kemco.keio.ac.jp/

開館時間 11:00~18:00

休館日 土・日曜

入館料 無料

 

カフェ八角

東京都港区三田2-15-45慶応義塾大学三田キャンパス図書館旧館1F

☎0354430377

営業時間 10:00~18:00

定休日 日曜・祝日 他大学指定休有

 

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また肖像画像は、国立国会図書館電子展示会「近代日本人の肖像」https://www.ndl.go.jp/portrait/より転載しています。