文学のお散歩

東京近郊・近代文学を中心に作家・作品ゆかりの地をご紹介します。

旧江戸川乱歩邸

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立教大学池袋キャンパス内にある「旧江戸川乱歩邸」が改修工事を終えリニューアルオープンしました。
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昭和9年から亡くなるまでの約30年間をこの池袋の家で過ごした江戸川乱歩(明治27.10.21~昭和40.7.28 小説家)

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改修された邸宅は、乱歩お気に入りの客間や、

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晩年書斎&寝室にした和室などが再現され、乱歩のこの家での暮らしぶりが窺えるようになっています。

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そしてなんといっても、乱歩邸といえばこの土蔵!

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引越し魔だったという乱歩が、この家に30年も住み終の棲家にしたのも、この土蔵の魅力に憑り着かれてのこと。

見学は残念ながら中には入れず、ガラス越しに見るだけですが、それでも圧倒されるこの存在感!

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2階建ての土蔵の1階部分には、欧米探偵小説の原書や乱歩が執筆の際に参考にした犯罪学や心理学に関する参考書、哲学書、古典文学全集など古今東西の書籍が並べられ、2階には近世の和書と乱歩自身の作品が刊行順に「自著箱」に収められて配架されているのだそうです。

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(土蔵の乱歩)

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乱歩はこの土蔵書庫の「壁が厚く窓が小さく薄暗い」所が気に入っていたのだそうですが、いやあ~、この土蔵の雰囲気が乱歩作品の世界観と見事にマッチしていて、じっと見ていると、幻影の世界に取り込まれていくような気になってしまいます。
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井戸の名残かな?

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いやいや、実に見ごたえのある見事な邸宅でした。

末永く後世に伝えていってもらいたい邸宅です。

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江戸川乱歩

東京都豊島区西池袋3-34-1

☎0339854477

https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/rampo/

開館時間 10:30~16:00

開館曜日 月・水・金曜日(祝日の場合は休館)

入館料  無料

 

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また肖像画像は、国立国会図書館電子展示会「近代日本人の肖像」https://www.ndl.go.jp/portrait/より転載しています。